デリーの夜景は薄暗く

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日本の領空を去り、もう何時間か経った頃、
もう一度機内食が出ました。
これは軽いスナックのようなものと、コーヒー。
窓の外は雲に覆われていて何も見えないままです。

まもなく着陸のために、降下を開始するという案内放送が流れました。
外は夕焼けになり、急速に辺りは暗くなり始めました。
この薄暗くなる間も、私の不安は増長されていきました。

エアインディア機の窓に顔を押し付けていると、雲の切れ間からインドの夜景が見えてきました。
オレンジ色をした光が、町のあちこちを照らしているようです。
このオレンジ色の街明かりは、大変薄暗く見えて、ああこれがインドの光なんだなあ・・・と、これからのインド旅行の不安が頭をよぎりました。
と同時に、まあここで暮らしている人々もたくさん居るわけだから・・・と何となく大丈夫なんじゃないか?という気持ちも芽生えてきました。
今にして思えば、アジアの街はどこも日本の街ほど街灯が多くないのですが、1995年の私にはそんなことを知る由もなかったのでした。

それにしても、飛行機の下に見えているインドの光景、それも初めて見るインドの薄暗い光景です。
いったいどこの町なのでしょうか。おそらくデリー周辺の街には違いないでしょうけれど。
日本では白い街灯が多いものですから、見慣れないオレンジの光は余計に不安を煽ったのかもしれませんし、余計に暗く感じたのかもしれません。

ドキドキと不安の入り混じった、何とも言えないこの気持ち。
これは冒険心に似たものなんでしょうか。

そんな私の不安のボルテージは上がる一方なのに、エアインディア機のボーイング747は、そんなことは関係なく順調に高度を降ろして、デリーの国際空港へ向けて、いよいよ最終の着陸態勢に入っていったのでありました。


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